接続マニュアル

概要

1.警告・注意(感電、火傷、怪我、火災の原因になります。)

  • 定格を超える電圧・電流の使用は避けて下さい。
  • 配線作業時は、必ず電源を切って下さい。
  • 系統側、パワコン側の電圧タップの接続に注意して下さい。
  • 端子接続時は、ネジサイズ、電線サイズに注意して下さい。
  • 端子接続時は、適切なトルクで締めて下さい。
  • 運転中又は、運転直後のSPI トランスに触れないで下さい。
  • SPI トランスの上に物を置かないで下さい。
  • 改造、分解、修理は行わないで下さい。
  • SPI トランスに衝撃を加えないで下さい。
  • 事故防止の為、SPI トランスの1 次側、2 次側には保護装置を接続して下さい。
  • 接地工事を必ず行って下さい。
  • SolarEdge 様向けパワコンをご使用される際は、3相4線にて接続となりますので確実にN相を接続して下さい。

2.電源供給前に確認

  • 誤配線がないか確認して下さい。
  • ネジの締め忘れや、締め付けが適正トルクにて行われている事を確認して下さい。
  • 端子部に過度の力が加わっていない事を確認して下さい。

3.電源供給後に確認

  • 定格容量内で使用している事を確認して下さい。
  • 定格電圧を超える電圧を供給していない事を確認して下さい。
  • 電極の露出や短絡をさせないで下さい。

4.定期的な確認(メンテナンス時)

  • 必ず系統側、パワコン側の両側の電源をお切り下さい。
  • 端子ネジの締め付け確認(増し締め)して下さい。
  • その他、設置ボルト、アンカー等の緩みを確認して下さい。

SPI トランスVT 端子の詳細

■SPI トランス VT 端子の詳細
●圧着端子を背合わせで接続して下さい。
●N 相の接続について

  • パワコン側にN相がある場合は、トランス 2 次側(パワコン側)N相に接続して下さい。
  • 接続する際は、ケース内部の接地端子に接続して下さい。(トランス2 次側N相とケース内部の接地端子はアース線で接続されています。)

■SPI トランスケース内部の接地端子
人体に対する感電防止や保護装置(漏電遮断器)を確実に動作させる為に接地工事を必ず行って下さい。

配線工事の作業フロー

配線工事の作業フロー

  1. ブレーカボックスの扉オープン
  2. ブレーカボックスに入線口を加工
  3. ブレーカに配線を接続
    (PCS のN 相を確実に接続する事)
  4. トランスボックス上部アイボルトを外す
  5. トランスボックス上部カバーを外す
  6. トランスボックス底部よりアース線を入線
  7. トランスボックス内部の接地端子にアース線を接続
    →タイプB・E はトランス接続作業があります
  8. トランスボックス内部に系統側ケーブルを底部より入線
  9. トランス端子に配線を接続
    ※トランスパターン1とパターン2があり、現品確認の事
  10. トランスボックス上部カバー付けアイボルト締付完了

系統側とPCSの接続写真

ケーブル接続について

TypeB・Eのトランス接続について

トランス接続について

端子接続の詳細(トランスパターン2)

ネジサイズと配線サイズの情報

モデル ネジサイズ 推奨キャブタイヤケーブル
200V 系 400V 系 200V 系 400V 系
SPI トランス
(電磁鋼板)
M10 M8 60Sq 22Sq
SPI トランス
(アモルファス)
M10 M8 60Sq 22Sq
ブレーカー 250AF M8( 六角穴) 60Sq
ブレーカー 100AF M8 22Sq
漏電ブレーカー 250AF M8( 六角穴) 60Sq
漏電ブレーカー 100AF M8 22Sq

※推奨ケーブル品種: 2PNCT

配線工事動画

SPIブレーカとアース接続

SPIトランス接続

配線接続図

TypeA:屋外ケース入

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TypeA:屋外ケース入

TypeB:屋外ケース入+2次(パワコン側)ブレーカ保護付
TypeE:屋外ケース入+2次(パワコン側)漏電ブレーカ保護付

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屋外ケース入+2次

TypeC:屋外ケース入+1次(系統側)ブレーカ保護付
TypeF:屋外ケース入+1次(系統側)漏電ブレーカ保護付

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屋外ケース入+1次(系統側)

TypeD:屋外ケース入+1次2次(系統側パワコン側)ブレーカ保護付
TypeG:屋外ケース入+1次2次(系統側パワコン側)漏電ブレーカ保護付
TypeH:屋外ケース入+1次(系統側)漏電ブレーカ+2次(パワコン側)ブレーカ保護付
TypeI:屋外ケース入+1次(系統側)ブレーカ+2次(パワコン側)漏電ブレーカ保護付

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